岡倉家と並ぶもう一つの主軸、「中華料理幸楽」の財産闘争は、岡倉家以上にシビアな金銭の衝突を描き出しました。小島キミが脳梗塞で倒れ、後に他界した際、遺産となったのは店舗兼居宅の土地建物、そしてキミ個人の多額の預貯金でした。
アメリカから帰国した小姑・久子(沢田雅美)と、銀座で事業を営む邦子(東てる美)は、長男である勇と五月がすべてを独占することに猛反発し、法定相続分に応じた遺産分割を強硬に要求。この泥沼の争議は、幸楽の店舗改装と法人化というスキームによって解決が図られました。
| 争点・承継案件 | 対立構造・主張 | 最終的な法的・実質的解決 |
|---|---|---|
| おかくら不動産承継 | 法定分割(売却換価) vs 店舗存続(長子) | 長子が不動産を継承、姉4人は営業継続を容認し遺産放棄・調整 |
| 幸楽・キミ遺産分割 | 久子・邦子の現金要求 vs 勇・五月の事業防衛 | ビル建て替えによる区分所有・賃貸収入配分および代償金精算 |
| 幸楽・事業運営承継 | 勇・五月の引退 vs 眞・貴子・愛夫妻の役割 | 愛と夫・誠が厨房とホールを担当、眞夫妻は自立しつつ法人を後方支援 |
キミの遺産問題は、幸楽をビルへと建て替え、久子や邦子に対する金銭的清算を行うことで一応の沈静化を見ました。その後、勇の健康問題や高齢化に伴い、店は次女・愛(吉村涼)とその夫・田島誠(村田雄浩)が現場オペレーションを引き継ぎ、公認会計士となった長男・眞(えなりかずき)が経営面を支える体制へと移行しました。