鎮西寿々歌がNHKホールに足を踏み入れた瞬間、会場を包んだ空気は単なるアイドルのライブイベントを超えた特別な叙情性に満ちていました。2009年度にNHK教育テレビ(現Eテレ)の看板番組『天才てれびくんMAX』へ加入した当時、彼女はまだ10歳の少女。無邪気に関西弁を操りながら、全力で歌い、踊り、画面の向こうの子どもたちを惹きつけていた存在でした。
それから約17年の月日が流れ、彼女は日本のポップカルチャーを牽引するKAWAII LAB.の旗手として同じステージに立ちました。めざましmediaなどの主要エンタメメディアも報じたように、当時の貴重ショットを自身の公式SNSで公開しながら披露した感謝のメッセージには、「言霊を信じ続けた結果、ようやくこの場所に胸を張って戻ってこられた」という痛切な想いが込められていました。かつて彼女を見て育った20代から30代の同世代ファン、そして現在のFRUITS ZIPPERファンが一体となり、SNS上で大きなトレンドを生み出す契機となったのです。