児島駅前の整備と並行して進んだのが、岡山市北区から児島地域へと南下する岡山県道21号岡山児島線の拡張と沿道開発でした。幹線道路沿いには広大な駐車場を備えた郊外型スーパーマーケット、全国展開のドラッグストア、ディスカウントストアが次々と開業しました。
この流通構造の近代化によって、旧来の街中に立地していた地元スーパーや商業施設は役目を終え、閉店や建て替えが進みました。かつての商業施設跡地は、そのまま放置されるのではなく、多くが次のような形へ転用されています:
- 調剤併設型ドラッグストアや小型クリニック: 高齢化が進む居住エリアにおいて、日用品購入と通院を両立させる施設へ更新。
- 戸建て住宅分譲地・集合住宅: 工場跡地や店舗跡地が区画整理され、静穏な居住エリアへと再編成。
- 時間貸し駐車場や物流中継地: 観光エリアや駅周辺の利便性を補完するインフラとしての活用。
かつて日常の喧騒に包まれていた「いづつや児島店」の所在地周辺も、こうした都市機能の純化と再編の流れの中に組み込まれていきました。