進研模試で偏差値65を獲得した生徒が、河合塾の全統記述模試や駿台全国模試を受けた途端に偏差値50台前半へ落ち込み、激しいショックを受ける事例は後を絶ちません。このギャップは、母集団の学力層の違いに起因します。
進研模試(総合学力テスト)は全国の多くの高校が学校単位で一斉受験するため、大学進学を希望しない層から超進学校の生徒まで、年間約40万〜45万人という膨大な母集団を抱えます。そのため、受験に特化した予備校模試と比べて平均点が下がりやすく、標準偏差の関係で見かけの偏差値が高く算出される構造を持ちます。
| 志望校群・難易度帯 | 進研模試(B判定基準) | 河合塾 全統模試(目安) | 駿台全国模試(目安) |
|---|---|---|---|
| 難関国公立・国公立医学部 | 偏差値 74, 78以上 | 偏差値 65, 68以上 | 偏差値 58, 62以上 |
| 上位国公立(旧帝大・金岡千広) | 偏差値 66, 72 | 偏差値 58, 63 | 偏差値 52, 56 |
| 中堅国公立・MARCH・関関同立 | 偏差値 60, 65 | 偏差値 53, 57 | 偏差値 46, 50 |
| 日東駒専・産近甲龍 | 偏差値 52, 57 | 偏差値 45, 49 | 偏差値 40, 43 |
合格ライン冊子には「合格可能性60%以上(B判定)」「80%以上(A判定)」の絶対得点および偏差値ラインが明記されています。冊子を読み解く際は、普段目にする予備校偏差値よりも5〜8ポイント上乗せした値が真のボーダーラインであることを前提に置かなければなりません。