城星学園の教育の根底には、イタリアの教育者ドン・ボスコの理念に基づく「予防教育法」(愛情・理性・信仰)があります。伝統的なカトリックミッションスクールと聞くと、規律やクラシックな指導スタイルを連想する保護者も少なくありません。しかし同校では、人間味あふれる全人教育とテクノロジーが極めて自然に共存しています。
デジタル環境を導入したからこそ、教員が生徒一人ひとりの習熟度やつまずきに素早く気付く余裕が生まれています。宿題の提出状況や授業内の小テスト結果がリアルタイムで集約されるため、教員は個別の対話や精神的なサポートに多くの時間を割くことが可能になりました。端末という合理的なツールが、むしろ生徒一人ひとりに寄り添う血の通った指導を後押ししています。
また、道徳教育や宗教行事においてもICTが活用されており、世界の貧困問題や環境課題に関するデータを生徒自身が収集・分析し、プレゼンテーションを行う探究型ワークショップが日常的に行われています。