1024画の漢字は、古代から続く正統な文字体系の外側に位置する「創作漢字」であり、現代のデジタルミームの一形態です。しかし、それを単なるデタラメとして切り捨てるだけでは、漢字という表意文字が持つ本質的な魅力を見落とすことになります。
アルファベットのような表音文字では、ひとつの記号に1000回もの筆画を詰め込む発想は生まれません。構成要素(部首やパーツ)を自由に組み合わせ、意味を多重化・幾何学化できる漢字の柔軟な造字システムがあるからこそ、現代のクリエイターやネットユーザーは文字の限界に挑戦し続けています。1024画という規格外の存在は、漢字というシステムが数千年の時を経てもなお、人類の知的好奇心と遊び心を刺激し続けている動かぬ証拠と言えるでしょう。